管理職を目指すかどうか
こんにちは、らくなままです。
今の仕事を始めて15年以上。
気づけばあっという間に中堅職になっていて、
周りには、管理職になる同年代の人たちも出てきました。
(私は雇われていて、管理職になるには昇進のための試験があります。)
仕事では、中堅職。
家庭では、妻であり、母親。
どちらも大切な立場です。
この「仕事と家庭」の両立が難しく、
「管理職を目指すかどうか」について悩む人も多いようです。
先日、ある友人から、
「今後、職場で『管理職を目指すかどうか』について悩んでいるんだよね。」
という話を聞きました。
会話の中で、私の考えを思うがままに話したところ、
「なんだかスッキリした!今の話をぜひブログにも書いて!」
となんとも嬉しいお言葉を頂戴しました。
もしかしたら、同じように悩んでいる人がいるかもしれないので、
この機会に私の考えを綴ってみたいと思います。
「管理職を目指すかどうか」は、結論からいうと、
「心の感じるままに決める」というのが、今の私の考えです。
つまり、
昇進したいと心で感じるなら、管理職を目指してよいし、
昇進したくないと心で感じるなら、管理職を目指さなくてよい、ということです。
私は「管理職を目指すかどうか」について、今は一切の迷いがありません。
今、私の心は、「昇進したくない」と感じているので、その気持ちに正直に従っています。
昇進を考える上で、気をつけている点が、4つあります。
①「周りが試験を受けているから」という雰囲気に流されない
たまに「周りが管理職になる昇進試験を受けているから、私もなんとなく試験を受ける」という話を聞きます。
(そう言いながらも、心の中では「昇進したい」と思っているのであれば、全く問題ありませんが、)
もし、本当に周りに流されているのであれば、それは「他人軸(他者からの評価、世間体)」による行動なのかもしれません。
管理職を目指すかどうかは、自分自身の問題。
私は私、あなたはあなた、なのです。
周りに流されて(他人軸で生きて)しまうと、今は楽なように感じていても、あとで苦しくなることがあります。
ですから、「周りが試験を受けているから」という雰囲気に流されず、自分の気持ちに正直に従うようにしています。
②「地位や名誉」だけを追いかけない
歳を重ねると「地位や名誉」が気になってくるという話もよく聞きますが、これも「他人軸(他者からの評価、世間体)」であることが多いです。
「地位や名誉がある人」イコール「人間性が素晴らしい人」と思いがちですが、必ずしもそうとは言いきれません。
管理職ではない人の中にも素晴らしい人はいますし、逆に、管理職なのに人間性が・・・と感じる人も残念ながらいます。
「地位や名誉」は、後からついてくるもの。
それを理解せずに、「地位や名誉」だけを追いかけだすと、周りと無意味に競争しなければならないので、結果苦しくなるように思います。
管理職を目指す醍醐味は、今までになかった苦難を乗り越えることで、大きな喜びや感動を味わえたり、動じない心を身につけたりすることではないかと思います。
「地位や名誉」イコール「人間性の素晴らしさ」ではないので、今後仮に管理職を目指すとしても、この点だけは履き違えないようにしたい、と心に刻んでいます。
③生活における自分軸(バランス)を見失わない
若い頃は、生活の基礎のほとんどが仕事でした。周りの目を気にして、不必要な残業をしていたこともあったように思います。
でも、結婚、出産、子育てを経験する中で、自分にとっての最優先事項が、どんどん変わってきたことを感じます。
はじめは、その変化に戸惑うことも多かったのですが、今では、私の最優先事項は、「子育て」だと断言できます。
これは、決して仕事の手を抜くという話ではありません。
でも、今の私にとっての最優先事項は、「子育て」なのです。
この自分軸を見失って、他人軸だけの生活を続けてしまうと、生活のバランスがすべて崩れてしまいます。ですから、そうならないように、意識をして生活をしています。
逆に言うと、自分軸さえ見失わなければ、管理職になったとしても、仕事も家庭も満足のいく人生が送れるように思います。
④管理職になるなら「お客様のためにどうしたいか」というビジョンこそが大切
管理職を目指す上で重要なのは、「お客様のためにどうしたいか」というビジョンではないかと思います。
「お客様に喜んでもらうために〇〇の仕事をしたい、だから管理職になって組織を動かしたい」というビジョンがあれば、自然と熱意にも溢れ、高い壁にぶつかっても前向きに乗り越えることができるように思います。
ビジョンがないのに、周りに流されて試験をうけたり、地位や名誉だけを追いかけたりしても、結果苦しくなると思います。
今後、私も、もう少しはっきりしたビジョンが持てたら、「管理職を目指したい」と思うかもしれません。それくらい、管理職を目指すなら、「お客様のためにどうしたいか」というビジョンこそが大切だと感じています。
「管理職を目指すかどうか」についての考えをありのままに綴ってみましたが、
管理職になろうがならまいが、「今ある立場でお客様のために、できることを、できる範囲で、一所懸命やること」が、結局のところ大切だと思っています。
私の周りにいる「いつもお客様目線の働き方をしている人」、「いつも仕事に前向きな人」、「いつも困っている人に手を差し伸べている人」には、管理職であっても、管理職でなくても、「信頼」と「人望」、そして、「尊敬の念」が、自然と集まっています。
ですから、「管理職を目指すかどうか」は、「心の感じるままに決めて良い」と思っていますし、どんな立場であっても、「お客様のためにできることをできる範囲で一所懸命やること」、その中で、「豊かな心や人間関係を育んでいくこと」が、楽に楽しく生きていく上で大切なのかなぁと思います。
今日も最後までご覧くださってありがとうございます。
またお会いしましょう。
おまけ♡
今日は母の日ですね。
娘にもらったお花、うれしいなぁ♡ありがとう♡