私の脳は『スマホ脳』
こんにちは、らくなままです。
私たちの身近にある便利なスマートフォン。
スマホの便利さと引き換えに、
こんな困ったことを感じているのは、私だけでしょうか?
○隙間時間があると、つい携帯を手に取ってしまう(依存症)
○気づいたら目的とは違う画面をみている(注意散漫)
○意味もないネットサーフィンに相当の時間をとられている(時間の無駄)
○漢字が思い出せない(デジタル性健忘)
○スマホをした直後は寝つきが悪い(不眠)
こんなに困っているにもかかわらず、四六時中、スマホが私のそばにいる。
これって、なんか変だよね~?
なんとなく感じていたこの感覚を、
「明確な答え」に変えてくれたのが、
精神科医アンデシュ・ハンセン氏の『スマホ脳』という著書です。
本書には、これまで私が感じていたことに対する「明確な答え」が、数々のデータを基に記されていました。
もし、あなたがスマホに対して同じように感じているのであれば、ぜひ一度本書を手に取って、自分の目で確かめてもらいたいです。
私が大きくうなずいたのは、以下の部分です。
SNSの開発者は、人間の報酬システムを詳しく研究し、脳が不確かな結果を偏愛していることや、どのくらいの頻度が効果的なのかを、ちゃんとわかっている。時間を問わずスマホを手に取りたくなるような、驚きの瞬間を創造する知識も持っている。(略)
このような企業の多くは、行動科学や脳科学の専門家を雇っている。そのアプリが極力効果的に脳の報酬システムを直撃し、最大限の依存性を実現するためだ。金儲けという意味で言えば、私たちの脳のハッキングに成功したのは間違いない。
『スマホ脳』P78より引用
IT企業トップは子供にスマホを与えない。
『スマホ脳』P80より引用
恐ろしい話ですが、これが、現実なのです。
つまり、私の脳も完全にハッキングされていたということですね。笑
そして、最も強烈だったのは、筆者がいうこの言葉。
「スマホは私たちの最新のドラッグである」
『スマホ脳』第3章 P67より引用
ドラッグのように、やめたくてもやめられない・・・。
大人でもこんな具合ですから、
成長期の子供たちなら、なおさらです。
今一度、スマホとの関わり方を、よく考えないといけないと感じました。
筆者は精神科医でもありますが、現実にスマホによる心身の不調を訴える人が増えているといいます。
実際に、このような調査(研究)結果があるそうです。
○SNSを通じて常に周りと比較し、自信を無くしている人が相当数いる。
○SNSを熱心に利用する人たちの方が孤独を感じている。
○スマホから発されるブルーライトによって、眠りを誘うメラトニン分泌が抑制され、眠れない人が増えている。
ただし、デジタルライフが与える影響を調べるには、まだまだ時間がかかるというのです。
なぜなら、デジタル発展の方がその影響の研究よりも速いからです。
それゆえに、その影響はまだまだ計り知れないというのが、現状のようです。
最後に筆者はこう述べています。
「デジタルな道具を賢く使わなければいけないし、それにはデメリットがあることも理解しておかなくてはいけない」と。
私たちの身近にあるスマホ。
スマホによって私たちの生活がより便利なものになったことは周知の事実ですが、
無意識のうちに、私たちの脳がハッキングされ、心身の不調を招く恐れがあるということを、本書は示唆してくれているのです。
まさに、現代人へのスマホとの向き合い方についての警鐘といえる1冊です。
最後に・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私事になりますが、インスタグラムをやめました。^^
なぜなら、インスタグラムを始めて以来、スマホを手に取る時間が明らかに長くなったからです。
このままでは、私の脳が、さらにハッキングされていく・・・!
インスタグラムをやめたら、スマホを手に取る時間がみるみる減っていきました~。
今後は、スマホとの付き合い方を、意識をして変えていこうと思っています。
健康的な心身を保つためにね!