頑張りすぎない方が、うまくいく!
数年前まで、こう思っていました。
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「毎日、頑張らなければならない。」
「私が頑張らなければ、家は回らない。」
朝4時45分。
耳元で鳴るアラームを消して、まだ寝ていたい体を起こすためには、少しだけ気合が必要だ。
起きた瞬間から、時間との戦いが始まる。
家族分の朝食を作り、昼持参する弁当をつめて、その日食べる夕食まで作る。
フルタイム勤務の私には、とにかく時間がないので、朝のうちにできることは全てやっておく。
そうこうしているうちに、あっという間に時間が過ぎてゆく。
夫や子供たちを起こし、身支度をさせ、食器や部屋を片付けたら、
子供たちと家を出発する時間だ。
通勤バスの中では、いつも、こう思った。
「はぁ、疲れた。」
もう、一日の仕事がほとんど終わったような気分になる。
実際には、今から、本業の仕事が始まる。
年齢的にも責任のある仕事を任されるが、やりがいは感じる仕事だ。
ただし、時間管理はここでも重要になる。
子供のお迎えに間に合うためには、ダラダラと残業するわけにはいかない。
時間内に仕事をきっちりこなせるように、集中する、工夫する。
そうしている間に、あっという間に終業の時間になる。
「やっと、仕事が終わった~。」
そう思いきや、私には、もう一つの仕事が残されている。
家事と子育てだ。
子供たちを迎えに行き、朝のうちに作っておいたご飯を食べさせ、風呂に入る。
子供たちと少しだけ遊びながら、洗濯や食器の片付け、明日の準備をしていたら、
もう寝る時間がくる。
「はぁ今日が終わった~。おやすみ。」
毎日が、これの繰り返しだ。
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たしかに、充実はしていたんです。
テキパキこなせたら達成感があるし、楽しさも感じていました。
でも、今振り返ると、夫に対してイライラすることが多かったんです。
子供たちへの接し方にも、心の余裕があまりありませんでした。
それは、とにかく「頑張りすぎていた」からだと思います。
疲れていても、「毎日、頑張らなければならない」と思っていたし、
「私が頑張らなければ、家は回らない。」と勝手に思っていましたから。
「頑張りすぎるのって、私にも、家族にもよくないのかも!」
そう思った私は、あるときから
「頑張りすぎる」のを、やめることにしました。
具体的にどうしたかというと・・・
○朝起きたら、外で朝日を浴び、のんびり散歩しながら「あ~今日も空がきれいだ~」と感じる。
○固定化した朝食を出す。(おにぎりとみそ汁と果物等)
○お昼の弁当は作らない。(自宅から、野菜サラダ、果物、納豆、玄米にぎり、ナッツ等を持っていく。)
○食器洗いが間に合わなくても、掃除ができなくても、布団が散らかっていても、気にしない。できる範囲でやれることだけをやる。
○自分の時間を確保する。好きなことをする。
○疲れているなら、何もしない。
つまり、
「自分自身が常に心地よい状態でいること」
これを意識して心がけるようにしたのです。
そうすると、みるみるうちに、
夫へのイライラの数が減っていき、
子どもたちへの接し方にも余裕が出てくるじゃありませんか!
しかも、家もちゃんと回ってる!
いや、むしろ、私が頑張りすぎてイライラしているより、
何もせずにニコニコしている方が、家族みんなが幸せそうに過ごしてる!
「頑張りすぎない方が、うまくいく!」
これは、フルタイムワーママ歴10年で私が学んだ、大きな気づきなのです。