絶妙なタイミング
仕事が休みの、平日の朝。
「今日はとくに予定がないな~」
こんなことは結構珍しい。
「ひま」が嫌いな私は、だいたい予定を詰め込んでしまう。
「さて。今日は何をして過ごそうかな…」
そんなときだった。
職場のある先輩から急に連絡が入った。
「今日、時間ない?今からあじさい苑に行かない?」
先輩と連絡を取り合うのは実に2年ぶりで、しょっちゅう会っているわけではない。
なんて絶妙なタイミングなんだろう(!!)
すかさず「行きます!」と返事をする。
しかも、絶妙なタイミングは、これだけではない。
ちょうど1週間前、
母が、私に「あじさい苑のチケット」を何枚か渡してくれていたのだ。
正直、私は、「あじさい苑かぁ。行くかわかんないけど、とりあえず、財布に入れとくか…」
そう思って、財布にチケットを入れていた。
誘いを受けたのは、まさに、その「あじさい苑」だった。
流れるように、すべてがそろった。
久しぶりに会う先輩は、いつ会ってもポジティブで、常に自分の人生を楽しんでいるような女性だ。
久しぶりの会話を楽しみながら、歩くその先には、ちょうど見ごろを迎えたあじさいたちが咲き誇っていた。
空を見上げると、6月というのに、気持ちい良いくらいの青空が広がっている。
なんて幸せな一日なんだろう~。
心と体がクリアになって、喜んでいるのがよく分かる。
人生において、こういう絶妙なタイミングというのは、たまにある。
はかってもいないのに、流れるように良い方向に事が運ぶ。
この絶妙なタイミングが、人生の大きな起点になるときだってある。
こういう絶妙なタイミングを、掴むか、逃すか、どちらを選ぶかは、自分次第だ。
どちらが正解というわけではないが、一瞬で掴むこともできるし、一瞬で逃すこともできる。
経験上、これを掴むことができるときは、
○自分の感覚を大切にしているとき
○自分の気持ちに正直に生きているとき
○高くて良いエネルギーを保てているとき
○前向きに努力しているとき
こういうときが多い。
あれこれ頭で考えてから判断していると、絶妙なタイミングは掴むことができない。
疲れていたり、低いエネルギーでいたりすると、そもそも絶妙なタイミングは訪れない。
だから、人生における絶妙なタイミングがきたその瞬間に、しっかり掴めるように、
つねに心と体をクリアにして、自分の感覚に正直に生きたいと思っている。